リウマチ体操

関節リウマチでは、関節に痛みや腫れが起こり、からだを動かさないようにしがちです。
しかし、関節や筋肉は、使わないと硬くこわばり弱ってしまいます。
そうならないためにも、毎日、意識的に関節や筋肉を動かし、運動を習慣化することが大切です。
症状に応じて、むりのない範囲で行いましょう。
監修:名古屋大学医学部附属病院 整形外科 講師
浅井 秀司 先生
どの運動をいつ、何回行うかは、医師・看護師・理学療法士に相談しましょう。
手・手指・手首の運動
手を水平にして、小指側へ曲げたり、親指側に曲げたりする。
手首を上にそらしたり、下に曲げたりする。
手を広げる、握るをくり返す。
スポンジなど柔らかいものを握る。
ひじと腕の運動
テーブルにひじをついて、手のひらを上にして上げ下げする。
テーブルにひじをついて、腕をまっすぐに伸ばしておろす。
手の甲とひじをテーブルにつけ、そのまま腕を回転させる。
肩の運動
下げた腕を前へ後ろへと伸ばす。
下げた腕を外側に伸ばし、上下に動かす。
ひじを曲げ肩を内側に回す。
ひじを曲げ肩を外側に回す。
手のひらを内側にして肩の上から指先を背中の下に向けて下げる。
次に手のひらを外側にして、下から肩に向かって指先を上げていく。
足・ひざ・股・ももの運動
イスに座り、片脚を伸ばしたまま床と平行になるまで持ち上げる。
その状態で5~10秒静止し、ゆっくりおろす。反対側も行う。
仰向けで、足首を上下にそらす。
仰向けでひざを曲げながら、脚を上げる。
反対側も行う。
関節に負担をかけず筋肉を鍛える運動
関節リウマチでは関節に負担をかけず、筋肉を鍛える運動(等尺性運動)もおすすめです。
むりのない範囲で、取り入れましょう。

壁に手をつき、押す。
両手を合わせて胸の前で押す。
仰向けで、タオルや枕をひざの下に置きそれをつぶすようにおさえてゆっくりとひざを伸ばす。
仰向けで両脚を輪になったひもに通し、ひざ上のあたりに輪がくるようにする。
両脚を左右に広げ、ひもが突っ張るような方向へ力を入れる。
リウマチ体操のコツと注意事項
痛みが出たらすぐにやめましょう
むりなく動かせる範囲で行いましょう
少しずつ続けることが大事です
翌日まで痛みが残る場合はやりすぎなので体操量を調整しましょう
安静時間もつくりましょう。からだを動かす時間と安静にする時間を決めて、1日のリズムをつくるようにするとよいでしょう
患者さんサポート
◆ お問い合わせ
一般のお客様(患者・ご家族の皆さま)
大正製薬メディカルインフォメーションセンター
TEL:0120-591-810
FAX:03-3985-1630
受付時間:9:00~17:30(土・日、祝日、当社休日除く)
自己注射に関するお問い合わせ
ナノゾラサポートセンター
TEL:0120-143-075
24時間365日対応・通話無料
お客様とのお電話は、お問い合わせの内容を正確に承るとともに回答の内容を確認するため、録音させていただくことがあります。
FAXでのお問い合わせに対しては、当社受付時間内に回答させていただきます。
Page top