監修:慶應義塾大学医学部 リウマチ・膠原病内科 教授
金子 祐子 先生
発症しやすいのは30~50代の女性。 ただし、どの年代にも起こりうる病気です
日本の関節リウマチ患者数は70~100万人といわれています。特に30~50代女性に発症することが多く、女性の発症率は男性の約4倍です。
近年では高齢になって発症するケースも増えています。
全人口の0.5〜1%。
毎年およそ1万5000人が発症する。
竹内勤:患者のための最新医学 リウマチ改訂版 高橋書店,2021
女性の発症率は男性の約4倍。
特に30〜50代に多い。
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関節リウマチの原因について現在のところ明確にはわかっていませんが、下のような様々なリスク因子が複雑に絡み合って発病すると考えられています。
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『2020年リウマチ白書』
公益社団法人 日本リウマチ友の会より
16歳未満の子どもに発症する「若年性特発性関節炎」では関節の炎症と時に高熱がみられます。
活動の盛んな30~50代で発症する人が多いです。女性の割合が多いです。
高齢になってから発症する「高齢発症関節リウマチ」は男女共に起こり、大きな関節に症状が出やすいです。